アンチエイジングのためにココナッツオイルを活用しよう!
年齢のことが気になってくると、やはり「アンチエイジング」という言葉に惹かれてしまうものです。
アンチエイジングのための方法というのはいろいろとあるものですが、その中でももっとも手軽な方法が食事にアンチエイジング効果のあるものを取り入れるという方法です。
そこで今回は、アンチエイジング効果の期待できるココナッツオイルについてご紹介していきたいと思います。
食事だけではなく、いろいろな使い方ができるのもココナッツオイルならではの魅力です。
ココナッツオイルとは?
オイルにもいろいろなものがありますが、ここ最近でぐっと注目度を高めているのがココナッツオイルです。
ココナッツから抽出されたオイルであることはおわかりかと思いますが、そもそもココナッツオイルというのは一体どのようなものなのでしょうか?
ヤシの木にはヤシの実がなります。
南国でもお馴染みのヤシの実なのですが、成熟したヤシの実の内側には「胚乳」と呼ばれる部分があります。
ヤシの実の内側の白いところがちょうど胚乳なのですが、この胚乳からとれるのがココナッツオイルなのです。
ココナッツオイルに限らず、オイルというとヘルシーとは真逆のものというイメージがあるかと思います。
それこそ揚げ物を食べるような感覚を持っている方もいるでしょう。
ただ、ココナッツオイルというのは一般的なオイルとは成分が異なります。
というのも、ココナッツオイルの60%ほどが中鎖脂肪酸なのです。
細かく見ていくと、中鎖脂肪酸であるラウリン酸が50%ほど、ミリスチン酸が20%ほど、カプリン酸やカプリル酸といった中鎖脂肪酸が10%ほど、その他が20%ほどという感じになります。
ココナッツオイルの60%ほどが中鎖脂肪酸であるという話をしましたが、この中鎖脂肪酸は体に吸収されるとケトン体というものになります。
ケトン体は体や脳にとってのエネルギー源として使われるようになりますので、ココナッツオイルはオイルでありながら脂肪になりにくいオイルなのです。オイルというと太るイメージがあるかもしれませんが、ココナッツオイルは太りにくいですし、脂肪の燃焼がアップするとも言われています。
ココナッツオイルのアンチエイジング効果とは?
太るというイメージを持たれがちなオイルですが、ココナッツオイルは先でもお話ししましたようにオイルでありながら太りにくく、脂肪の燃焼を助けてくれる優れものです。
ダイエットだけではなく、アンチエイジングにも効果が期待できると言われているココナッツオイルなのですが、では実際にどのようなアンチエイジング効果が期待できるのでしょうか?
先でもお話ししましたが、ココナッツオイルには中鎖脂肪酸であるラウリン酸が豊富に含まれています。
このラウリン酸というのは、もともと母乳にも含まれているような重要な成分です。
ラウリン酸には免疫系の機能をサポートしてくれる働きや抗菌作用、抗酸化作用といったものが期待できます。
ラウリン酸の抗酸化作用というものがアンチエイジング効果につながってくるのです。
活性酸素についてはご存知かと思います。
現代人はさまざまなストレスにさらされていますので、常に活性酸素が発生しやすい状況にあると言えるでしょう。
この活性酸素は体の錆びを引き起こします。
この錆びが老化につながってきます。
つまり、活性酸素による錆びを防ぐことができれば老化を防止することができますので、アンチエイジングにつながってくるわけです。
ラウリン酸は抗酸化作用を持っていますので、活性酸素の活動を抑えてくれます。
これによって、活性酸素による錆びを防ぎ、錆びから来る老化をも防ぐことができるのです。
ココナッツオイルのアンチエイジング以外の効果とは?
ココナッツオイルでアンチエイジング効果が期待できるという話をしましたが、ココナッツオイルにはアンチエイジング以外にもさまざまな効果が期待できます。
まず、代謝のアップです。
ココナッツオイルを摂取することによって、腸の働きが活発になります。
これによってお通じが改善されますし、老廃物をしっかりと体の外に排出することができますので代謝もアップします。
基礎代謝がアップすると、太りにくく痩せやすい体へと変わっていきます。
ココナッツオイルでダイエット効果が期待できるというのは、こういった代謝アップも関係しているのです。
また、意外なことにココナッツオイルには認知症の症状を改善してくれる効果もあると言われています。
中鎖脂肪酸がケトン体になり、エネルギー源として使われるという話をしましたが、このケトン体が脳の栄養としても使われることになりますので認知症にもアプローチしてくれるのです。
ココナッツオイルを食事に取り入れるのは簡単!
アンチエイジングやダイエットなどさまざまな効果が期待できるココナッツオイルだからこそ、やはり積極的に取り入れていきたいところです。
ありがたいことに、ココナッツオイルは思っている以上に取り入れやすい素材でもあります。
例えば、料理で使っている油をそのままココナッツオイルに変えるだけでもいいのです。
ちょっとした炒め物もアジアンテイストになり、楽しみながらおいしく取り入れることができるでしょう。
他にも汁物に入れたりサラダのドレッシングとして使ったりすることもできますし、トーストを食べるときにバターの代わりに使うという方もいるようです。
食事以外でもヘアパックやクレンジング、ボディオイルなどとしても使っていくことができますので、ココナッツオイルを余らせてしまって困るといった心配もありません。
万能オイルといってもいいのかもしれません。