占い後、同級生にプロポーズされた体験談

年齢を重ねると自然と結婚を意識するようになりますが、結婚というのはそう簡単にできるものではありません。

結婚に向けて話を一気に進めていくためには、やはり相手からのプロポーズが必要になってきます。

しかしながら、そのプロポーズをしてくれないということで悩む女性は多いものです。

ここでは、占い後に同級生からプロポーズされたという女性の体験談をご紹介していきたいと思います。

彼は同級生で友達の元カレでもある

彼との出会いは高校です。同じクラスで、当時、彼は私の友達と付き合っていました。

しかも、彼が友達に一目惚れして猛アピールをして付き合うことになったのです。

その友達は見た目も可愛いですし、いわゆる天然でかなり男受けするタイプでした。

当時はまだガラケーの時代で、毎日のようにお互いにメールや電話をしていて、付き合う前から付き合っているような状態でした。

その頃は私は彼に好意を抱いていたわけでもないですし、「一途だなぁ」くらいにしか思っていませんでした。

友達は彼からの告白を微妙な形で保留するなどかなりの悪女っぷりを発揮していたのですが、なんだかんだで高校3年間ずっと付き合い続けていましたし、彼と友達が撮ったラブラブすぎるプリクラなんかももらっていました。

ただ、大学に進学してからふたりの関係にヒビが入ります。

というのも、進学する大学が異なり、友達と彼は県をまたいでの遠距離となってしまったのです。

もともと男受けするタイプの友達は悪女っぷりに磨きをかけ、かなり遊んでいました。

彼と付き合いながらも見えないところでは堂々と他の男性とデートをしていましたし、私も含めて何人かがそれを目撃していました。

ただ、一途な彼のことを考えると誰も真実を彼に伝えることはできませんでした。

みんなが社会人になって数年が経過した頃、同窓会がありました。

私はそこで久々に彼と再会したのですが、友達は来ていませんでした。

彼女の学生時代の振る舞いはすでに広まっていたので、さすがに彼女も来られなかったのでしょう。

私は元カノの友達という微妙なポジションで彼と話すことになったのですが、何と彼は学生時代の彼女の振る舞いを知っていたそうです。

それでもあえて知らないふりをしていたと聞いて、私は事実を知っていたのに伝えようとしなかったことを改めて謝罪しました。

そこから妙な連帯感のようなものが出てきて、彼との距離が一気に縮みました。

そこから自然とお付き合いをするようになり、遠距離ではあったもののお互いにマイペースに付き合っていくことができました。

学生時代には夢にも思わなかった展開でした。

なかなかプロポーズしてくれない彼

彼とは喧嘩もなく、本当にいい感じで付き合っていくことができました。

ただ、プロポーズはなかなかしてくれませんでした。

そもそも結婚の話をあまりしたがらないようなところがあったのです。

実際に、元カノには裏切られているわけですから、そう簡単に結婚は考えられないという部分もあったのでしょう。

ただ、私は彼が友達と付き合っていた頃に、結婚の話をしていたことを知っています。

友達からのろけ話を散々聞かされていたのです。

もちろん、それは学生時代の話なのですが、それでも「友達とは結婚の話をしていたのに、私とは結婚の話をしてくれないの？」と心のどこかで思っていました。

比較しても意味はないのですが、いろいろな面で友達と自分と比べてしまっていました。

私は元カノである友達のように可愛くもないですし、男受けをするタイプでもありません。

ただ、彼が一向に結婚の話をしてくれないので、どうしても友達のことがよぎりますし、そこで比べてしまって自己嫌悪に陥ってしまうという負のスパイラルにハマっていったのです。

占い結果の通り、彼からのプロポーズを待つことに

気持ちが落ち込むところまで落ち込んでどうにもならなくなったので、思い切って占いを利用してみました。

少しでも気分転換になればと思ったのです。

彼にプロポーズされるかを占ってもらったのですが、何とその結果は「近いうちにプロポーズされる」というものでした。

この占い結果は嬉しかったのですが、正直なところ、そのときは期待半分諦め半分という感じでした。

ただ、この占い後、改めていろいろなことを冷静に考えられるようになりました。

友達は要領がよくて男受けするタイプで、男を切らさないタイプでした。

でも、その分、男性に対しては不誠実でした。

私は男受けするタイプではないものの、彼に対して裏切るようなことをしたことはありませんし、この先も彼一筋である自信がありました。

このように考えていくと、失いかけていた自信を少しずつ取り戻せるようになりました。

そして、素直に彼が結婚を考えてくれるようになるまで待ってみようと思えるようになったのです。

気持ちに余裕ができて、焦りや不安といったものも自然と和らいでいきました。

念願のプロポーズで思わず大泣き

占い後、数日経過してから彼に呼び出されました。

「大事な話がある」と言われていたので期待していたのですが、そこで念願のプロポーズを受けました。

あまりにもタイミングがよかったので最初はドッキリなのではと疑っていたのですが、彼も顔を真っ赤にしていたので「ああ、現実なんだ」とほっとしたと同時に大泣きしてしまいました。

プロポーズ後、お互いの両親に挨拶も済ませていますし、他の同級生にも報告はしました。

友達が私たちの結婚のことを知っているのかはわかりませんが、友達が彼に与えた傷の分、私がしっかりと癒してふたりで幸せな家庭を築いていこうと思っています。

あとは結婚式当日を迎えるだけなのですが、本当に幸せすぎて怖いくらいです。