職場の先輩でモテる彼から感動のプロポーズをされた体験談
職場というのは、毎日かなりの時間を過ごす場所です。
そのため、そこで恋愛に発展する職場恋愛というのはある意味では起こって当たり前のものなのです。
ただ、職場恋愛だからこその苦しさもあるでしょう。
ここでは、職場の先輩である彼がプロポーズをしてくれたという女性の体験談をご紹介していきたいと思います。
彼はフロアでも有名なイケメン
私の勤めているのは、オフィスビルの一角にある小さな会社です。
社員も少なく、いわゆるアットホームな職場です。
ただ、その数少ない社員の中にものすごくイケメンの先輩がいました。
私が言うのも変な感じがするのですが、うちの男性社員というのは全体的にレベルが高いです。
その中にいて、先輩は本当に群を抜いてイケメンなのです。
そんなイケメンの先輩なので、当然、社内の女性社員はメロメロです。
でもそれだけではありません。
先輩はフロアでも有名なイケメンとなっているのです。
同じフロアに入っている他の会社の女性社員も先輩を見てキャーキャー言っているほどです。
バレンタインなどのイベントになると、先輩は本当に漫画やアニメのように山盛りのチョコレートをもらいますし、その多くが本命チョコです。
私も当然、先輩のことが気になっていたのですが、私の人生の中でもトップクラスのイケメンですし、あまりの人気に恐れ多い感じになっていました。
そのため、他の女性社員のように先輩を取り囲んで媚びを売るようなことはできませんでした。
自分に自信があればそういうこともできたのかもしれませんが、媚びを売ってクネクネしている女性社員を見て正直なところ、みっともないとも思いました。
そういった中で幸か不幸か、私は先輩とペアを組んで業務に取り掛かることになりました。
一時的なものであったのですが、他の女性社員からの羨望のまなざしはすさまじかったです。
露骨に嫌味を言ってくるような女性社員もいましたし、改めて先輩の圧倒的な人気を実感しました。
いろいろな意味で先輩に圧倒されていたこともあり、私は業務連絡以外は極力接触を避けるようにしていました。
もともとぽーっとなりやすいタイプなので、先輩とやり取りをして業務に支障があってもいけないと思っていました。
先輩とペアを組む一時的な業務が終わり、ペアを解消するタイミングで先輩からちょっとした打ち上げをしようと言われました。
結構責任の重い業務だったので、気が抜けていた私はすんなりとOKしてしまいました。
結局打ち上げといってもふたりで飲み食いするだけなのですが、お酒が入ったこともあり先輩からいろいろな話を聞くことができました。
先輩は私が素っ気なくしていたので嫌われているのだと思っていたそうです。
嫌われているのかもと不安になって、そこから私のことが気になるようになったそうです。
そのままその場で「真面目に付き合ってみない?」と言われ、私もOKしてしまいました。
その業務から解放されたこともあって、ころっと落ちてしまったのです。
プロポーズもなくモテ続ける彼にモヤモヤ
ただ、職場でふたりの関係は秘密にしていました。
他の女性社員のことが怖かったからです。
プライベートでは普通のカップルとしてラブラブだったのですが、何年経っても彼は結婚を口にしてくれませんでした。
「真面目に」と言われたので私は最初から結婚を意識してのお付き合いだと思っていたのですが、彼は結婚のことは口にしませんでした。
職場ではふたりの関係を秘密にしていましたので、彼は彼でそれまでと変わらずにモテ続けていました。
イベントのときなどは私と一緒に過ごしてくれるのがわかっているのに、それでもやはりモヤモヤしてしまいました。
一方的に嫉妬してしまって、喧嘩になってしまったこともありました。
占いの結果を支えに働く日々
私は彼と結婚したかったのですが、彼の本心が見えないままに付き合いを続けていました。
直接聞いて期待している答えが返ってこなかったときの恐怖を考えると、彼に直接聞くということは絶対にできませんでした。
そこで頼ったのが占いでした。
彼からプロポーズされるのかどうか、それだけを占ってもらいました。
結果は、「プロポーズされる」というものでした。
てっきり悪い結果が返ってくると思っていたので、本当にびっくりしました。
ただ、仮にそれが占いの結果であったとしても、その結果は私を支えてくれました。
彼と付き合うようになってから彼と同じ職場であることを苦痛に感じられることが多くなっていたのですが、その苦痛も和らいだように思います。
それからは占いの結果を支えに、必死で働く日々を送っていました。
プロポーズされた後、寿退社
占いを利用して、1か月ほど経過した頃だったと思います。
本当に突然、彼からプロポーズされました。
びっくりして本当に声が出なかったのですが、その間、彼はいろいろなことを話してくれました。
結婚したいと思っていたけど経済面で不安があったこと、その経済面の不安を払拭するために仕事を頑張っていたこと、できることなら専業主婦になってほしいこと……
それまで私が悩んでいたことが本当に何だったのかと思うくらいの結末で、私はその場で彼のプロポーズを受けました。
職場にも結婚の報告をして、私は寿退社をしました。職場に報告をしたときの女性社員の悲鳴は今でも覚えています。
今は専業主婦として、旦那様になった彼を一生懸命に支えています。