アンチエイジングのための身近な美容法は入浴

アンチエイジングのための方法というのは、いろいろとあるものです。

運動や食事といったアプローチもできるのですが、美容法といったものも忘れないようにしておきたいものです。

美容法というと何か特別なことをするものと思われがちなのですが、実は何気ない毎日の習慣が美容法となることもあるのです。

そのひとつが入浴です。

ここでは、アンチエイジングのための美容法としての入浴についてご紹介していきたいと思います。

湯船に浸かる人は減ってきている

最近はお風呂といっても、シャワーで済ませてしまうという方も多いのではないでしょうか？

お風呂には入りたいものの入るまでが面倒という方はかなり多いですし、忙しいからこそついついシャワーで済ませてしまうという方もいるでしょう。

こういったこともあり、お風呂で湯船に浸かるという方はかなり減ってきているのです。

かつては日本での湯船に浸かる習慣と比較して「海外の人はシャワーで済ますことが多い」と言われていたものですが、今や食生活だけではなくお風呂の習慣まで欧米化しているのです。

確かに、体の汚れを落とすだけであればシャワーでも問題はないでしょう。

しかしながら、湯船に浸かることはアンチエイジングにつながるのです。

つまり、シャワーで済ませてしまっているということはせっかくのアンチエイジングの機会を無駄にしているということでもあります。

一概には言えないでしょうが、湯船に浸かる方が減ってきているからこそよりいっそう老いを感じやすくなっているのかもしれません。

その結果、アンチエイジングが取りざたされるようになっているという可能性もなくはありません。

アンチエイジングと入浴の関係

まず、これまでお風呂をシャワーのみで済ませていたという方は湯船に浸かることを意識するようにしましょう。

ただ、湯船に浸かればいいというものでもありません。

その温度やタイミングもしっかりと考えるようにしましょう。

基本的には、36度から39度くらいのお湯で湯船に浸かるようにしましょう。

36度から39度あたりのお湯に浸かると、副交感神経の働きが活発になります。

副交感神経の働きが活発になるとリラックス効果が得られます。

長風呂の方だと1時間くらいは軽く浸かっていられるかもしれませんが、30分くらいを目安に湯船から上がるようにしましょう。

30分も経過する頃にはたっぷりと汗もかいているはずですし、老廃物や毒素も外へとしっかりと排出されているはずです。

もし、熱めのお湯に浸かりたいときには40度くらいのお湯に入るといいでしょう。

少し熱めのお湯に浸かると、心も体もスッキリとするものです。

ただ、熱めのお湯になりますので、通常よりも早めに上がるようにしましょう。

15分ほどで上がれば安心かと思います。

熱めのお湯に短時間だけ浸かることによって、交感神経を刺激することができます。

この交感神経への刺激で心も体もスッキリとした感じを得られるのです。

熱めのお湯に長く使ってしまうと逆効果ですし、のぼせてしまう可能性もありますので、注意しておきましょう。

また、入浴のタイミングも重要です。

入浴のタイミングというのは人それぞれかと思います。

例えば、朝のうちに入ってしまうという方もいるでしょうし、夕食の前に入ってしまうという方もいるでしょう。

夕食後に入るという方もいるかと思います。

ただ、入浴するのであれば寝る前がいいでしょう。

というのも、寝る前に入浴することによって睡眠の質が高まるのです。

人間というのは一度上がった体温が下がるときに、自然と眠りに入ります。

入浴で一度体温を上げておいて、その体温が下がってくるタイミングで寝るというのが理想です。

現代人は全体的に睡眠の質が低下していますので、睡眠の質を上げるだけでもアンチエイジングにつながります。

入浴剤も使ってアンチエイジング効果をアップ

お風呂といえば、入浴剤です。

最近では本当にいろいろな入浴剤がありますし、コンビニなどでも入浴剤が売られています。

入浴剤であれば何でもいいというわけではないものの、入浴剤を使うことによってアンチエイジング効果を高めることができます。

好みの香りのアロマでリラックス効果を高めることもできるでしょうし、岩塩などを使えば温泉気分を味わいながら疲労回復効果も期待できます。

このように心身にアプローチすることによって、それがアンチエイジングにつながってくるのです。

いろいろとおすすめできるものはあるのですが、中でも特におすすめなのが日本酒です。

日本酒というのは入浴剤としても使うことができるのです。

市販されている日本酒をそのまま湯船にたっぷりと投入するのもいいでしょうし、最近ではお風呂に入れるための日本酒も売られています。

日本酒はスキンケア用品にもよく使われていますが、肌の代謝を高めてくれますし、保湿効果も期待できるのです。

お肌におけるアンチエイジングというものを意識している方であれば、日本酒をたっぷりと入れた湯船に浸かるようにするといいでしょう。

米ぬかでも同じような効果が期待できます。

もともと湯船に浸かるということ自体がアンチエイジングにつながるのです。

まずは湯船に浸かることを習慣化して、その上で入浴剤などでアンチエイジング効果をより高めていくようにするといいでしょう。