高校から付き合っていた先輩にプロポーズされた体験談
長く付き合っているのに相手がなかなかプロポーズしてくれないというのはよくある話です。
女性の場合、やはり男性のほうからプロポーズをしてほしいという気持ちがあるでしょうし、その気持ちがあるからこそいろいろと悩んでしまうものです。
ここでは、高校から付き合っていた先輩にプロポーズされたという女性の体験談をご紹介していきたいと思います。
先輩とは高校からの付き合い
先輩とは高校からの付き合いでした。先輩と後輩という立場ではあったものの、ほとんど幼馴染のような関係でした。
親同士も仲が良かったですし、もともと親同士が「将来うちの子と結婚を……」といった話もしていたようです。
私は小さい頃から先輩のことが好きだったので、そういう流れはまんざらでもないというか願ったり叶ったりという感じでした。
高校1年のときにクラスメイトの男子からしつこくされて困っていたのですが、これをどうにか先輩との仲を進展させるのに利用できないかと思いつつ先輩に相談しました。
先輩は男気のあるタイプなので、親身になって相談に乗ってくれましたし、「何かあったらすぐに言えよ」と言ってくれ、本当に惚れ直しました。
結局、先輩が私の彼氏の振りをしてくれるということになりました。
ただ、相手の男子がなかなかしつこくて、「彼氏がいてもいい!」と食い下がってきたのです。
そのため、一時的に彼氏の振りをしてもらうという作戦が長引いてしまい、何となく流れでそのまま本当に付き合うことになったのです。
この展開はまさに望んでいたものではあったのですが、先輩はもともと私に好意を持っているような素振りはなかったので本当に流されているだけなのでは……という不安がありました。
ただ、付き合っていく中できちんと気持ちを言葉にしてくれることもありましたし、その不安は解消されていきました。
結婚の話をはぐらかされるようになり……
結局、高校1年のときからそのままずっと先輩と付き合っていたのですが、年齢を重ねてくるとやはり結婚を意識するようになります。
私は最初から先輩と結婚する気満々だったのですが、先輩は結婚の話になると歯切れが悪くなるのです。
学生の頃は冗談半分で「結婚したら……」という未来予想図をお互いに話すようなこともあったのですが、次第にそういう話ができる雰囲気ではなくなっていました。
お互いに社会人になり、私の結婚願望というのはピークに達していました。
ただ、それでも相変わらず結婚の話になると歯切れが悪いですし、結婚の話題を出すのもはばかられるような雰囲気でした。
私は私でしつこく結婚の話をして嫌われたらどうしようと不安に思っている部分がありました。
親同士は私たちの結婚に関しては本当にノリノリなので、外堀から埋めていくというやり方もできました。
ただ、それをしてしまうと先輩の気持ちがついてこないでしょうし、そのまま結婚して万が一離婚となってしまえば本当にお互いの家にとって大打撃となります。
結局何もできないまま、悶々とした気持ちで日々を過ごすことしかできませんでした。先輩が「本当は結婚したくない」「別に好きな人がいる」と言うのであれば、ショックではあるものの受け入れる覚悟はできていました。
ですが、それとなく共通の友人や知人にあたってみてもそれらしい情報は得られないのです。
結婚に関しては返事は「YES」か「NO」しかありません。「NO」なら「NO」でお互いに早く別の相手を探したほうがいいですし、とにかく私は先輩からの返事が知りたかったのです。
特に私は先輩と結婚したい気持ちが強かったので、中途半端に期待を持ってモヤモヤした気持ちで過ごすのは本当につらかったです。
たまらなくなって占いに
自分ひとりではどうにもならないと思い、どこか頼れるところはないかと調べて見つけたのが占いでした。
そこで、私はプロポーズされるのかどうかを占ってもらったのです。
もしこの占いで「プロポーズはされません」とハッキリ答えが出たのであれば、そのまま先輩に別れを切り出そうと考えていました。
それくらいのことをしないと、現状を打破できないと思ったのです。
ただ、占いの結果は予想外でした。
というのも、「近いうちにプロポーズされるから待っていていい」というものだったのです。
悪い結果が出るものを決めてかかっていた部分があったので、ある意味では拍子抜けでした。
でもとても前向きな結果が出たので、その結果に従ってしばらく大人しく待つことにしました。
先輩からサプライズでプロポーズ
占いの結果が出てからは、それまでより余裕を持てるようになりました。
開き直りかもしれませんが、なぜか妙に気持ちがスッキリとしていたのです。
その後、占いの結果が出てからそう時間が経たないうちに先輩からサプライズでプロポーズされました。
私にとっては本当に待ちに待ったプロポーズだったので、ボロボロ泣いてしまいました。
私が泣き止んでから改めてお互いにしっかりと話をしてみたのですが、先輩は先輩で結婚を考えていたものの本当に私を幸せにできるのか自信が持てなかったそうです。
ただ、周りの人がそんな先輩に喝を入れたらしく、その後は私にバレないようにいろいろとサプライズの準備を進めていたそうです。
お互いの親に挨拶に行くまでもなかったのですが、プロポーズの後にお互いに報告をしたところ両家の親が「やっとか~」と心底ほっとしていました。
お互いに知っているからこそ嫁姑問題もないでしょうし、これからの結婚生活がとても楽しみです。