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不倫関係だった彼が本当に離婚してくれた体験談

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ここ最近、不倫というものがひとつのブームのようになっています。

ドラマにしても映画にしても不倫をテーマにしたものは本当に多いです。そういった中で、実際に不倫しているという方も多いでしょう。

ここでは、不倫関係だった彼が本当に離婚してくれたという女性の体験談をご紹介していきたいと思います。

不倫とわかっていたけど止められなかった

彼との出会いは人数合わせで呼ばれた飲み会でした。

飲み会といっても、ほとんど合コンです。

私は飲み会の席のような雰囲気があまり得意ではなかったのですが、友達がどうしてもというのでただ飲み食いするためだけに参加しました。

もちろん、最低限の愛想は振りまきましたが、出会いよりも食に集中していました。

私が食に集中していることもあり、ほとんどの男性は他の女性をロックオンしていたのですがその中で唯一私に構ってくるのが彼でした。

正直なところ、見た目は全然タイプではないですし、そのときは「めんどくさいなぁ」としか思っていませんでした。

ですが、ちょっと話してみるととても面白いのです。

ただ飲み食いするためだけに来たはずなのに、気づいたら彼と話すことに夢中になっていたのです。

見た目がイケメンだったら警戒していたのかもしれませんが、逆に見た目が全然タイプではないのがよかったのかもしれません。

飲み会がお開きとなり、メンバーがそれぞれ帰ったりお持ち帰りをしたりしている中、私と彼は自然と2軒目に行っていました。

2軒目がバーだったのですが、その時点でもう彼にメロメロになっていました。

そして、タイミングよく「実は結婚してるんだよね……」と言われてしまいます。

彼は彼で言うならここしかないというタイミングだったのだと思います。

私も舞い上がっていたので、彼が結婚しているということはどうでもよくなっていました。

不倫だとわかっていながらも、彼との関係がスタートしました。

罪悪感がないわけではないのですが、それに勝るほど彼の虜になっていたのです。

今だからこそ言えることですが、彼は詐欺師などに向いていると思います。
] 相性がよかったのもあるでしょうが、それくらい人の心をつかむのがうまいのです。

納得の上でも期待してしまいつらくなってしまう

彼は不倫男の常套句を一通り使っていました。

「愛しているのは君だけ」「妻とは別れるから」と言われ、それが嘘でもいいと無理やり自分を納得させていたのですが、それでも期待してしまってつらくなるばかりでした。

もともと私は不倫なんて絶対しないと思っていたタイプなので、実際に不倫をしている自分にも失望しているような部分もありました。

彼と会っている間だけは本当に幸せなのですが、彼とはずっと一緒にいられるわけではありません。

私と別れた後には家に帰り、奥さんと仲良くしているのかも……と考えると、本当に頭がおかしくなりそうでした。

どんどんネガティブになって、何をするのにも希望が持てなくなっていました。

彼と会えるその一瞬のためだけに生きている生き人形のようでした。

不倫をしている女性であればわかってもらえると思うのですが、納得の上でスタートさせた関係でも絶対に期待をしてしまうのです。

その期待で自分が押しつぶされそうになってしまうのです。

そして、期待してしまう自分にもネガティブな感情を向けてしまいます。

占いの結果で一安心

これ以上我慢するともう本格的にダメになるかもしれないというタイミングで、私は自分の感情をありとあらゆる方法で発散させることにしました。

暴飲暴食はもちろん、ショッピングもしましたし、エステなども利用しました。

ありとあらゆる方法を試して、最後の最後で占いを利用してみたのです。

彼が離婚する確率を占ってもらったのですが、これが思っている以上に高く、その結果だけで心がふっと軽くなりました。

自然と涙が出てくるようになり、久々に泣きじゃくりました。

そこからはこの占いの結果が私の心の支えとなりました。

「時間はかかっても彼は離婚してくれる」と思うと、次第に自分を取り戻せるようになったのです。

もちろん、完全に不安が消え去ったわけではないのですが、自暴自棄になるようなことはありませんでした。

自暴自棄になりそうになったら、占いを利用していました。

当時の私にとっては、占いが一種の精神安定剤のような役割を果たしていたのです。

離婚後、堂々と付き合えるように

不倫関係がしばらく続き、ある日、本当に突然に彼が「離婚が成立した」と報告してきました。

私の知らない間に本当に離婚の話を進めており、離婚を成立させていたのです。

一瞬、何を言っているのかわかりませんでしたし、たちの悪い冗談なのかと思っていたのですが、彼が涙目になっているのを見て、「ああ、やっとか」と私はわんわん泣いてしまいました。

その日のことは今でも昨日のことのように思い出すことができます。

彼が離婚したことによって、私たちは堂々と付き合えるようになりました。

コソコソと隠れる必要もなく、行きたいところに行き、人目を気にせずにデートできるようになったのです。

普通にデートをすることがここまで幸せなものだとは夢にも思いませんでした。

彼と堂々と付き合えるようになっただけでも前の状況からすると幸せなくらいなのですが、彼はもうその先も見据えているようでこれ以上幸せになるのが怖いくらいです。

ただ、その分、つらい思いをしてきたので今の幸せをしっかりと噛みしめていこうと思っています。

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